「訪問マッサージの仕事に興味はあるけれど、実際はどんな1日になるのだろう」「施術以外にどんな業務があるのか知りたい」——転職や就職を考えるあん摩マッサージ指圧師にとって、求人票だけでは見えにくいのが現場のリアルです。

訪問マッサージの仕事は、決められた時間に施術だけを行うものではありません。患者様の体調を確認し、前回からの変化を見ながら施術内容を調整することはもちろん、ご家族への報告やケアマネジャーとの情報共有、施術録の作成、次の訪問先への移動なども含まれます。だからこそ、一日の流れを具体的に知っておくと、働く姿をイメージしやすくなります。

今回は、相模原市・座間市を中心に訪問施術を行う**フレアス在宅マッサージ(合同会社フォース)**で働く施術者の一日を、単なるタイムスケジュールではなく「現場で何を考え、どのように動いているのか」という視点から紹介します。

朝は「今日の患者様を知る」ところから始まる

訪問マッサージの一日は、施術に出る前の情報確認から始まります。8時30分ごろに出勤したら、その日の訪問予定を確認し、前日までの申し送り事項をスタッフ間で共有します。

「昨日は食欲が落ちていた」「右脚のむくみが少し強くなっていた」「ご家族からベッド上での姿勢について相談があった」など、施術そのもの以外の情報も重要です。訪問した瞬間からその日の状態に合わせた対応ができるよう、短い時間でも必要な情報を整理してから出発します。

朝礼が長時間続くことは少なく、確認が終わればすぐに訪問へ向かいます。訪問エリアがある程度まとまっているため、車や自転車を使いながら効率よく患者様宅を回っていきます。

午前中は5〜6件を訪問することが多い

午前中は、複数の患者様宅や施設を続けて訪問します。1件あたりの施術時間だけを見ると長くありませんが、訪問マッサージでは玄関に入った瞬間からすでに観察が始まっています。

「今日は表情がいつもと違う」「立ち上がるときに少し時間がかかっている」「会話の反応が鈍い」といった小さな変化も、その日の施術内容を決める材料になります。

例えば、脳梗塞後の片麻痺がある方であれば、筋肉の緊張や関節の動きを確認しながらマッサージや関節へのアプローチを行います。廃用症候群で活動量が少ない方では、身体のこわばりや下肢の状態を確認し、その日の体調に合わせて無理のないケアを進めます。

パーキンソン病や関節拘縮がある方では、毎回同じ内容を繰り返すのではなく、「今日は動かしやすい」「前回より緊張が強い」などの変化に合わせて施術を組み立てます。訪問マッサージでは、このその場で状態を見極めて対応する力が重要になります。

訪問マッサージでは会話も仕事の一部になる

施術中は、黙々と身体をほぐすだけではありません。患者様との会話から体調や生活の変化がわかることも多くあります。

「昨日はよく眠れた」「最近食欲がない」「息子が久しぶりに来てくれた」といった何気ない話が、身体状態を考えるヒントになることもあります。また、自宅で過ごす時間が長い高齢者にとって、定期的に訪問する施術者との会話そのものが生活の刺激になることもあります。

もちろん、会話を無理に続ける必要はありません。静かに施術を受けたい方もいれば、毎回楽しそうに話してくださる方もいます。その人に合った距離感を考えながら関係を築いていくのも、在宅で働く施術者ならではの仕事です。

ご家族への一言が安心につながることもある

訪問先では、ご家族が同席しているケースもあります。その場合、施術後にその日の状態を簡単に伝えることもあります。

「今日はいつもより肩の動きが良かったです」「右脚のむくみが少し気になりました」「ベッド上でこの姿勢が続かないようにすると良さそうです」など、専門的な内容をわかりやすく共有します。

訪問マッサージでは、患者様本人だけでなく、ご家族も含めて生活を支えていく視点が必要です。毎回大きな変化があるわけではありませんが、継続して訪問しているからこそ気づける小さな変化があります。

昼休憩は移動と記録の切り替え時間

午前中の訪問が終わると昼休憩に入ります。事業所へ戻って昼食を取る日もあれば、午後の訪問先との位置関係を考えて外で休憩することもあります。

訪問マッサージの仕事では、施術と同じくらい「記録をため込まないこと」が大切です。午前中の施術内容を忘れないうちに入力したり、午後の訪問予定を確認したりと、空いた時間をうまく使いながら業務を進めます。

この時間にスタッフ同士で患者様の状態について相談することもあります。一人で訪問する仕事ではありますが、すべてを一人で判断するわけではなく、必要に応じて事業所内で情報を共有できる環境があります。

午後は患者様ごとの違いがよりはっきり見えてくる

午後も複数の訪問が続きます。骨折後で身体機能の維持を目指している方、関節リウマチで刺激の強さに注意が必要な方、脊柱管狭窄症による痛みやしびれを抱えている方など、訪問先によって身体状態は大きく異なります。

訪問マッサージの特徴は、病名だけを見て施術内容を決めないことです。同じ疾患でも、その日の体調や生活状況によって対応は変わります。

「今日は炎症が強そうだから刺激を抑える」「いつもより疲れているので施術時間内でも無理をさせない」「関節の動きが良いので少し丁寧に可動域を確認する」といった判断をしながら施術します。

こうした積み重ねによって、その人の身体の特徴や生活リズムが少しずつわかってくることも、継続して担当する訪問マッサージの面白さです。

1日10〜12件ほどが一つの目安

フルタイムで働く場合、訪問件数は1日10〜12件程度が一つの目安になります。ただし、勤務時間、訪問エリア、患者様の状態、移動距離などによって件数は変わります。

重要なのは、単純に「件数が多ければいい」という考え方ではないことです。移動時間や記録業務を無視して予定を詰め込みすぎると、患者様への対応が雑になったり、施術者自身の負担が大きくなったりします。

フレアス在宅マッサージ(合同会社フォース)では、訪問先の位置関係や勤務時間を考慮しながらスケジュールを調整しています。そのため、フルタイムだけでなく、家庭の事情に合わせた働き方についても相談できます。

例えば、「子どもの送迎があるので午後早めまで」「午前中を中心に働きたい」といった場合には、1日3〜4件ほどを担当する働き方も考えられます。

施術だけではない、訪問マッサージの3つの仕事

訪問マッサージ施術者の仕事は、大きく分けると施術・記録・連携の3つがあります。

施術では、マッサージや関節へのアプローチを通じて、その方の身体状態に合わせたケアを行います。記録では、毎回の状態や施術内容を残し、継続的な変化を確認できるようにします。そして連携では、ご家族、ケアマネジャー、主治医、他の介護・医療職などと必要な情報を共有します。

特に在宅の現場では、一人の患者様に複数の専門職が関わっていることも少なくありません。その中で、施術者として自分が気づいた身体の変化を適切に共有することも大切な役割です。

ケアマネジャーや医療機関との連携も日常業務の一部

訪問マッサージでは、ケアマネジャーや医療機関への報告・連絡も発生します。例えば、患者様の状態に変化があった場合や、医師の同意書更新が必要な場合、新たな利用者の紹介を受けた場合などです。

毎日長時間電話をするような仕事ではありませんが、必要なタイミングで関係者と連絡を取ります。施術技術だけでなく、簡潔に状況を説明する力や、相手と連携するコミュニケーション力も少しずつ身についていきます。

訪問マッサージの仕事は「毎日同じ」になりにくい

訪問マッサージの仕事をイメージすると、「毎日決まった家を回って同じ施術を繰り返すのでは?」と思う方もいるかもしれません。

実際には、同じ患者様を継続して担当していても、身体の状態は毎回少しずつ違います。昨日できた動きが今日は難しいこともあれば、長く関わる中で以前より表情が明るくなったり、関節の動きに変化が見られたりすることもあります。

患者様の生活そのものを継続して見ていく仕事だからこそ、単発の施術とは違ったやりがいがあります。「今日は少し動きやすい」「来てもらうと安心する」といった言葉を直接聞けることも、訪問マッサージならではです。

訪問マッサージへの転職を考えている方へ

訪問マッサージ施術者の一日は、患者様宅への訪問、施術、移動、記録、情報共有を組み合わせながら進んでいきます。1日10〜12件ほどを回ることもありますが、単に件数をこなす仕事ではなく、一人ひとりの生活や身体の変化を継続して見守る仕事です。

治療院や店舗型のマッサージとは違い、患者様の生活の場に入るからこそ見えることがあります。施術技術だけではなく、コミュニケーションや多職種連携の力も身につけながら働ける環境です。

フレアス在宅マッサージ(合同会社フォース)では、相模原市・座間市を中心に訪問施術を行うあん摩マッサージ指圧師を募集しています。「訪問マッサージは未経験なので仕事についていけるか不安」「1日の訪問件数や働き方をもっと詳しく知りたい」「実際の現場を見てから応募を考えたい」という方も、まずは見学や相談からお気軽にお問い合わせください。

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