「夕方になると靴下の跡がくっきり残っている」「すねを指で押すと、へこんだまましばらく戻らない」。ご家族の足を見て、こうした変化に気づいたことはありませんか。

高齢になると、足のむくみはめずらしいものではありません。座って過ごす時間が長くなったり、歩く量が減ったりするだけでも、足に水分がたまりやすくなります。一方で、むくみの中には病気のサインになっているものもあり、「マッサージをすれば大丈夫」とは限りません。

この記事では、高齢者に足のむくみが起こりやすい理由、在宅マッサージでできること、先にかかりつけ医へ相談したいむくみ、ご家族が自宅でできるケアをまとめました。相模原市・座間市で在宅マッサージを行うフレアス在宅マッサージ(合同会社フォース)が解説します。

夕方に足がパンパンになるのはなぜ?高齢者に足のむくみが起こりやすい理由

むくみは、血管の外に出た水分がうまく戻れず、皮膚の下にたまった状態です。重力の影響を受けるため、身体の中でも足にいちばん出やすくなります。

足の血液を心臓へ押し戻す役目をしているのが、ふくらはぎの筋肉です。歩いたり足首を動かしたりするたびに筋肉が縮んで、ポンプのように血液を上へ送ります。高齢になって歩く量が減ると、このポンプが働く回数が少なくなり、水分が足に残りやすくなります。

車いすやソファで長い時間座っている方も注意が必要です。膝を曲げたまま足を下ろしていると、足首やふくらはぎがほとんど動かないため、夕方にかけてむくみが強くなりがちです。朝は細いのに夕方になると靴がきつくなる、という変化はこのためです。

ほかにも、筋力の低下、関節が硬くなって足首が動きにくいこと、水分や塩分のとり方なども関係します。病気やけがで寝ている時間が増えた後に、足のむくみが目立つようになる方もいます。

在宅マッサージが足のむくみのケアでできること

フレアス在宅マッサージでは、あん摩マッサージ指圧師などの国家資格を持つ施術者がご自宅や介護施設へ伺い、痛みやしびれ、むくみなどの改善や、関節の動きの回復・維持を目的とした施術を行っています。

施術の内容は身体の状態によって変わりますが、むくみに対するマッサージでは、一般に次のようなことを行います。

  • 足先から心臓の方向へ、やさしい力で筋肉をほぐし、血液の流れを促す
  • 足首や膝の関節を、無理のない範囲で動かす
  • 足首を動かしてふくらはぎの筋肉を働かせ、ご本人が自分でも足を動かしやすい状態を目指す

自分で歩いたり足首を動かしたりすることが難しい方でも、施術者が身体の状態を見ながら関節を動かすことで、ふくらはぎのポンプが働く機会をつくれます。関節の硬さが和らぐと、立ち上がりや移動のときに足を動かしやすくなる方もいます。

もうひとつの利点は、定期的に訪問することで変化に気づきやすくなる点です。「先週より右足だけむくみが強い」「すねの押した跡が戻りにくくなった」といった変化は、毎日見ているご家族ほど気づきにくいことがあります。フレアス在宅マッサージでは、施術者を担当として固定せず、施術所全体でご利用者の状態を共有しています。施術者個人に頼らず、チームで施術に当たっています。

ただし、マッサージでむくみの原因そのものがなくなるわけではありません。施術の後に一時的に楽になっても、生活の中で足を動かす時間が少ないままだと、また水分はたまります。在宅マッサージは、日々の過ごし方と組み合わせて続けていくケアです。

こんなむくみは、先にかかりつけ医へ

足のむくみの中には、マッサージより先に医師の診察が必要なものがあります。次のような様子があるときは、マッサージを受ける前に、早めに医療機関を受診してください。息苦しさが強いときは、すぐに受診が必要です。

  • 片方の足だけが急に腫れてきた
  • むくんでいる足に痛み、熱っぽさ、赤みがある
  • 息切れや息苦しさ、横になると苦しいといった様子がある
  • 数日のうちに、むくみや体重が急に増えた
  • 顔やまぶたなど、足以外にもむくみが出ている

片足だけの急な腫れや痛みは、足の静脈に血の塊ができている場合もあります。そうした状態で強くもむのは避けなければなりません。また、むくみには心臓や腎臓、肝臓の働き、服用している薬が関係していることもあります。

在宅マッサージを医療保険で利用する場合は、かかりつけ医の同意書が必要です。施術を始める前に医師が身体の状態を確認するので、気になるむくみがあれば、そのときに伝えておくと安心です。

ご家族が自宅でマッサージをする場合も、強い力でもみほぐすのは控えてください。高齢の方は皮膚が薄く、内出血や皮膚の傷につながることがあります。

ご家族が自宅でできるむくみ対策

足のむくみは、毎日のちょっとした工夫で和らぐこともあります。ご本人の体調に合わせて、できるものから取り入れてみてください。

足を少し高くして休む

横になるときに、足の下にクッションや丸めたバスタオルを置き、足を少し高くします。高くしすぎると膝や腰に負担がかかるため、心地よいと感じる程度で十分です。

足首を動かす時間をつくる

座ったままでも、つま先を上げ下げする、足首をゆっくり回すといった動きでふくらはぎの筋肉が働きます。「テレビのコマーシャルの間に数回」のように時間を決めると続けやすくなります。ご自身で動かせない方は、ご家族が足首を支えてゆっくり動かすだけでもかまいません。

同じ姿勢を長く続けない

車いすやソファで過ごす時間が長い方は、ときどき足を床から上げる、姿勢を変えるといった小さな動きを挟みましょう。寝ている時間が長い方は、体位を変えるときに足の位置も整えます。

水分を控えればむくみが減ると考える方もいますが、自己判断で水分を減らすと脱水の心配があります。水分や塩分の量については、かかりつけ医に相談してください。

むくみで在宅マッサージを受けるとき、医療保険は使える?

在宅マッサージは、かかりつけ医がマッサージの必要性を認めれば、医療保険(健康保険)を使って受けられます。介護保険とは別の制度なので、介護認定を受けていない方でも利用できます。

ただし、「足がむくんでいる」というだけで保険の対象になるわけではありません。医療保険のマッサージは、筋麻痺や関節拘縮などがあり、医師が施術を必要と認めた場合が対象です。歩くことが難しく通院できないなど、訪問が必要な理由も確認されます。むくみの背景に、脳梗塞の後の麻痺や関節の硬さ、寝ている時間の長さなどがある方は、対象になるかを確認してみる価値があります。

条件や手続きの流れは、訪問マッサージに医療保険は使える?適用条件と手続きの流れで詳しく解説しています。ご自身が対象になるか分からない場合は、お問い合わせの段階でお気軽にご相談ください。

足のむくみと在宅マッサージ、よくある質問

Q. むくみは毎日マッサージした方がよいですか?

毎日長い時間もむ必要はありません。在宅マッサージの施術がない日は、足を少し高くして休む、足首を動かすといった日々のケアを続けるのがおすすめです。ご家族がさする場合も、やさしい力で短い時間にとどめてください。

Q. 介護施設に入っていても在宅マッサージは受けられますか?

フレアス在宅マッサージでは、ご自宅だけでなく介護施設などへも伺って施術を行っています。施設によって受け入れの条件が違うため、まずは施設の方とご相談ください。

Q. 介護認定を受けていなくても利用できますか?

利用できます。在宅マッサージは、かかりつけ医の同意があれば医療保険で受けられます。介護保険とは別の制度のため、介護認定の有無は問いません。そのほかの利用条件は、お問い合わせの際にご説明します。

Q. むくみがひどいときでも施術を受けられますか?

むくみの原因や身体の状態によります。急に強くなったむくみや、痛み・赤みを伴うむくみは、先にかかりつけ医の診察を受けてください。医師から施術を控えるよう言われた場合は、その指示を優先します。

相模原市・座間市で足のむくみにお悩みの方へ

高齢者の足のむくみは、歩く量が減ったり、座っている時間が長くなったりすることで起こりやすくなります。在宅マッサージでは、筋肉をほぐして血液の流れを促し、関節を動かすことで、むくみの改善を目指します。一方で、片足だけの急な腫れや痛み、息切れを伴うむくみは、先にかかりつけ医へ相談してください。

フレアス在宅マッサージ(合同会社フォース)は、座間施術所と相模原中央区施術所の2か所から、相模原市・座間市のご自宅や介護施設へ伺っています。国家資格を持つ施術者が、施術所全体でご利用者の状態を共有しながら、チームで施術に当たります。

「夕方になると足がパンパンになる」「むくみで靴が履きにくくなった」「医療保険で利用できるか知りたい」といったご相談も受け付けています。サービスの内容は事業紹介のページでもご覧いただけます。足のむくみが気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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